【9日目】 迷宮都市を歩く・II （８）

やぁっ、みんな。久しぶり！気が付いたら3ヶ月近く放りっぱなしになっていたね。
やっぱり一度サボリ癖が付くと なかなか戻れないなぁ……。

その間に何をしていたかというと、G.W. に初の中東・トルコ旅行をしてきました。
地理的にヨーロッパとアジアに跨っていながら、そのどちらでもない文化にスッカリやられてしまい、 帰国後もしばらく戻ってこれませんでしたよ。 この旅行記も書きたいね～♪

まぁ、その他にも10日以上仕事を休んでいたので戻ったらとんでもない状況になっていたとか、 時差ボケなのか一日中眠くてしょうがなかったとか（普段から年中そんな感じとか言ってはいけない）、 留守中に撮り溜めていたHDDレコーダの消費に追われていたとか、 某ゲームにハマっ……いろいろ忙しかったんだよっ！（逆切れ）

ともあれ、ようやく復調してきたし、周りから「いい加減終わらせろ」という声も出てきたので、 そろそろ更新を再開したいと思います。 もう何度も言ってて、もはやオオカミ少年状態になっていますけど、 今度こそ本当のラストスパート！……になるよう頑張りたいと思います。
そして、すぐにトルコ旅行記も始めたいね！（全力で目を逸らす）

迷宮都市ヴェネツィアを歩く―カラー版 (角川oneテーマ21)

• 作者: 陣内 秀信
• 出版社/メーカー: 角川書店
• 発売日: 2004/07
• メディア: 新書

しかし、久しぶりすぎてドコまで行ったのか全然覚えていません。 慌てて前回のエントリを読み直したところ……うんうん、サンタ・マルゲリータ広場を出る所からですね。 りょーかいであります！

斜めに広がるサンタ・マルゲリータ広場の南からはまっすぐ東西に道が伸びており、 そこから直角に南へ曲がります。この通りはかなり広く、あまりヴェネツィアっぽくない感じですね。

狭い道の両側にドーンと建物が立ち並ぶ他の通りとは違って、奥行ある光景を楽しめるのも印象的。 細くてウネウネした道も大好きですが、こういう開放感溢れる道も大好きです。 気に入ったので、この通りだけ意味もなく2～3回往復してしまいました。

その道の突き当たりにあるのが、有名な舟の八百屋さん。
水の都・ヴェネツィアの名物ともなっているお店ですね。

しかし、残念ながらこの舟が動く事はなく、いつもこの場所で営業しています。
舟で運河を移動しながら、橋の上の人に「おう、キャベツ一個くれよ」なんて声を掛けられるようならステキなんですけどね～。 想像したらちょっとトキめいちゃったよ。
それにしても店員さんの姿が見えないんですが、店を放っておいてどこ行っちゃったんだろ……。

大抵の人はこの舟の八百屋さんばかりに目が行くと思いますが、実はその脇に隠れた名所が存在します。 それがこの橋。

橋を登ると、上の踊り場の部分に謎の足跡があるのに気付きます。
これこそ、この橋の歴史を示す重要な印。
橋の名前は「Ponte dei Pugni」、日本語に訳すと「拳固の橋」ですか。

本の説明によると、昔ヴェネツィアの庶民達は東のカステラーニ派（カステッロとサンマルコ地区の住民）と、西のニコレッティ派（ドルソドゥーロ、サンタ・クローチェ、サン・ポーロ、カンナレージョ地区の住民）の2つの党派に分かれ、互いにライバル意識を燃やしていたらしいんですよ。

で、この両者が橋の両側に分かれて陣取り、互いの住人が橋の上に登っては棒で突付き合ったり拳で殴りかかったりして相手を水の中に落とすという荒っぽい祭りが行われていたそうなんですね。 昔はこの橋（というかヴェネツィアの橋全般）に手摺は無かったため、水に中にどんどん突き落とせたんだとか。

今見たら「風雲たけし城」か「ドキッ☆女だらけの水泳大会」みたいなバラエティ番組にしか思えませんが、当時の心情からすると祭りを超えたマジバトルが繰り広げられたんじゃないですかねぇ。
昔は怖い街だったんですねぇ。

で、ふとその先のカンポ・サン・バルナバの方を見ると、血を流しながらケンカしている奴らがいるじゃありませんか。今でもやってるのかよ！

まぁ警察が止めていたので祭りじゃなさそうでしたが（当たり前だ）、あまりにも出来すぎた偶然に大興奮して写真を撮りまくっていたら当事者の兄ちゃんに凄い剣幕で睨まれました。ごめん。

警察に囲まれていたから大丈夫だろうとは思いつつも、追いかけてこられたら怖いなと思い（←超ビビリ）、 広場の北東に掛かる橋から北の小道に逃げました。 この道が「Calle delｌe Botteghe（工房通り）」。 その名の通り、家具や額縁などの職人達の店がこの一画に並んでいます。

中でも目につくのは、やはりカーニヴァルの仮面の店。 サン・マルコ広場やリアルト橋のそばにある「いかにもな御土産屋」に置いてある奴とは違い、 ここにあるのは本物の香りがするものばかりでしたよ。 あまりにも本格的すぎて僕はちょっと手を出せませんでしたけど、お好きな人は是非！
興味がない人への土産に買っていくと嫌がられること必至の逸品ぞろいです。（褒めてます）

ファイターズヒストリー・ダイナマイト

• 出版社/メーカー: セガ
• メディア: Video Game

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by JeaBync (2019-01-31 15:28)