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【5日目】 イェディクレ(4) [2011トルコ]

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さて、それではいよいよイェディクレの名前の由来ともなっている7つの塔に入りましょうか。
まずは入り口のすぐそばにある「東の塔(大使たちの塔)」から。
なんか豪華そうな名前ですが、実は他国の大使たちが投獄された塔なんだとか。
この塔はコンスタンティノープル征服後にオスマン帝国によって建てられたものなので、 防衛用というよりも牢獄目的だったみたいですね。 入り口から少しおどろおどろしい感じを受けるのは、この歴史からでしょうか。 ビビらずに行くぞ!

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中に入ったら予想外に明るくて驚き。城壁の上から入ったので、いきなり塔の途中に出るんですね。 おかげで塔の構造がよく分かりますよ。なんか粘土でくり抜いて作ったみたいだ。

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上を見るとこんな感じ。 鉄骨みたいのはありますが、屋根ではないので雨が降ったらずぶ濡れですな。 うん、なんか牢獄っぽい(酷い)。

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上にはこの階段で行きます。ちゃんと明かりも点いてるし、城壁の階段と違って落ちる心配もないので安心・快適。これこれ、こういうので良いんだよ。

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……そう思っていた時代が僕にもありました。
え、これ渡るの!? マジで? 下見えてるよ。しかもおもいっきり鉄が錆びてるっぽいっスよ。

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横から見ると、またなんというか……本当に大丈夫なんか、この構造?
簡単にコロッといきそうな気もするんですが。えぇ。
しかも床版に使ってる鉄の板も何本か抜けてるし...。

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そんなのを何度か繰り返して、ようやく上まで辿りつけました。死ぬかと思ったわ。
ぶっちゃけ、今まで行ったどこの遊園地より怖かったぞ。FUJIYAMAなんかメじゃねーな。
刺激を求めるカップルの皆さん、是非イェディクレへどうぞ。
本物のスリルがあなたを向かえてくれますよ。

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でもその甲斐あってどーよ、この景色。

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奥に見えるのはマルマラ海。凄い密度で船が浮かんでますが、何してるんでしょうね、あれ。
ちなみにこの景色を見て大航海時代Onlineを思い出したのは言うまでもありません。
あの海域はちょっと無事故じゃ抜けられないな……。

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ここから更に上へ行けるんですが、どうしてここだけ斜面なんでしょうね?

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それにしても、この周辺の建物は味があって良いな。
アヤ・ソフィアやブルー・モスクのような歴史地区でもない、新市街のような近代的繁華街でもない、今のイスタンブール市民の生活を感じられるような景色ですよ。 あの恐怖も苦労も、この景色を見るためにあったんだなぁと思うと……納得できるか。さっさと整備しやがれトルコ政府!


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