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【7日目】 ポンテ・ヴェッキオ [2009イタリア]

ウフィッツィ美術館から出てきたら もう良い時間になっていたので、近くで昼食をとる事にしました。
フィレンツェといったら、やはりフィレンツェ風ステーキ(Bistecca alla Fiorentina)。
色々とあってまだ口にする機会が無かったんですが、滞在3日目にしてようやく御対面です!

画D5BD~1.JPG
まじうまーーー!

なにこれ!? すげー柔らかいし、炭火の香ばしさがたまらなく美味い。 変なソースとかが掛かってなくて、純粋に肉の味で勝負してるのがまた良い。 やばい、癖になりそうだ。

本来、フィレンツェ風ステーキといったら1kg からのオーダーが普通という、 日本人にはちとヘヴィーなメニューなんですが、この店では旅行者用にかなり控えめのサイズになっていて、 代わりにサラダを付けてくれるのも また嬉しい(単にランチだから量を控えただけかもしれませんが)。

これにまた赤ワインがよく合うんですわ~♥
昼からステーキ&ワインというよほどの金持ちか人間のクズみたいな生活にヒデキ、カンゲキ!
間違いなく今回の旅行で一番美味しかった食事でしたね。 つーか今まで生きてきた中でも一番かも♪

というか、こんなに金を掛けたステーキを食べた事が無いというのが正しい。 日本でも同じくらいの金を出せば同等もしくはもっと美味しい肉を食べる事が出来るのかもしれませんけど、 普段は肉のハナマサで買った100g58円の豚コマを食べてる僕にとっては無理な注文というものです(遠い目)

あまりの美味しさに興奮しすぎて、店員さんに「ヴォーノ、ヴォーノ!(おいしい おいしい!)」と言うつもりが 「ヴィーノ、ヴィーノ!(ワイン ワイン!)」と言ってしまったんですが、 雰囲気で意味は通じたようだからオーケーだ。 その証拠に、その店員さんは嬉しそうに笑うと僕の肩をバンバン叩きながら親指をグッと上に上げましたからね。 やっぱ最後は情熱だよ、情熱。うん。

画635E~1.JPG
胃袋も気力も満タンになったところで、芋洗い状態のシニョーリア広場へ戻ります。
観光用の馬車も出てきて、もうすっかりお祭り騒ぎですな。 僕はこういう雰囲気が大好きなんですが、落ち着いて彫像を観たい人は朝早く来る方が良いかもです。

画4449~1.JPG
この時間だと、ウフィッツィ美術館の行列は更に凄いことになっていました。 正直、この時間から予約無しで入ろうとは思わない方が懸命だと思いますね。 行列を見たら何周ループ出来るかチャレンジしたくなるソルジャーさんでもない限り、 並んでる時間が勿体無いっす。

画774B~1.JPG
その行列を尻目に、ウフィッツィ美術館の回廊の下をくぐってアルノ川沿いに出ます。
さっきまでこの上の廊下を歩いていたんだなと思うと、ちょっと感慨深いですね( 'ω`)

画2655~1.JPG
アルノ川沿いに出ました~。こんな所でもサッカーしているのがイタリアぽくって微笑ましいですな。
日本だとこういう時に目立ちたがり屋のバカがホームランをかっ飛ばして 「どうすんだよ、おい」と川に浮かぶサッカーボールを見ながら皆に責められるんですが、 イタリア人はサッカーにだけはストイックだなぁ(←色んな意味で酷い偏見だ)。

画ABC7~1.JPG
反対側を向くと、そこにはフィレンツェ最古の橋であるポンテ・ヴェッキオが!
イタリア語で「ポンテ(Ponte)」が橋だということは知っていたので、 ヴェッキオ宮のそばにあるからポンテ・ヴェッキオというんだろうとばかり思っていたんですが、 実はイタリア語で「ヴェッキオ(Vecchio)」は「古い」という意味なんだそうですね。 ということは、この橋は日本語に直すと「古い橋」という、フィレンツェ最古の橋に相応しい(というかまんまな)名前というわけですか。
ちなみに、じゃあヴェッキオ宮は「古い宮殿」という意味なのかと思ったら、こっちはメディチ家のコジモ・ルイ・ヴェッキオが住んでいたからという理由でヴェッキオ宮と名付けられたんだそうです。
こんな近くにある同じ名前の建造物が別々の語源とは……紛らわしいなぁ。 面白いけど :-)

画2F23~1.JPG
この橋を有名にしているのは、その歴史もさることながら、やはりこの外観でしょう。 ご覧のように、橋の両側には建物が立ち並び、商店街を形成しているんですよ。 今の橋は1345年に再建されたものなので、それ以前もこういう形だったのかは判りませんが、 ともあれ一度見たら忘れられないユニークな橋であることは間違いないでしょう。

……え?「古い橋」という名前の割に何度か再建されてるかよ、サギ
と思われる人がいるかもしれませんが、第二次世界大戦の際に当時フィレンツェでアルノ川に掛かっていた橋はこのポンテ・ヴェッキオを除いて全て破壊されてしまったそうなので、フィレンツェ最古の橋というのは間違いないんですよ。うん。

ちなみに、どうしてこの橋だけが残ったのかと言うと、この橋が大のお気に入りだったヒトラーが残せ!と命令したからだそうです(美術愛好家のケッセルリンク司令官の命令だったという説もある)。 本当かどうかは知りませんが、この橋を見てると確かに壊したくないよなぁと思えてきます。

画5E7E~1.JPG
さて、これが橋の上なんですが……うん、普通の商店街にしか見えませんね ( 'ω`)

画25B3~1.JPG
ただ、普通の商店街と違うところは、この橋の上にあるのは殆ど全て貴金属店であること!
おかげで野郎二人組には全く興味も縁もない店ばかりで、ウィンドウショッピングすら楽しめませんでしたよ。 なんでも昔は肉屋とか魚屋さんとかもあったらしいんですけど、 「臭ぇ」ということで追い出されてしまったんだそうです。酷い...。

画6417~1.JPG
この写真の左側に写っている、建物の2階部分が「ヴァザーリの廻廊」です。
メディチ家の人達は、先程見てきたヴェッキオ宮から この橋を渡った先にあるピッティ宮に引っ越したので、 そこから職場である市庁舎(ヴェッキオ宮)まで通う必要があったんです。 その通勤中に暗殺されたりしないよう、このような専用通路を作ったんですね。 この通路は今でもビッティ宮からヴェッキオ宮まで続いているらしいですよ(事前に申し込めば見学できるらしい)。 「ヴァザーリ」というのはその設計建築をした人の名前です。
金持ちには金持ちなりの苦労というものがあるんですねぇ。僕もそんな苦労してみたいぜ……。

画ACBB~1.JPG
橋の真ん中には建物が無くて風景を楽しめるスポットがあるので、皆ここで記念撮影をしています。 もちろん僕も撮りました。ここだけ見ると普通の橋なんですがね...。

画D406~1.JPG
橋を渡り切ったところです。ヴァザーリの廻廊が上に続いていますね。

画CC10~1.JPG
これがその終点、ビッティ宮です。メディチ家の人達は、僕らが今日歩いてきた道をずーっと上から眺めながら歩いていたわけか。そりゃあ気分良いだろうなぁ。
これが……これが持てる者と持たざる者の違いか。くぅっ!


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