【2日目】 聖地巡礼 [2009イタリア]
無事にローマパスを買えたので、早速地下鉄に乗って移動しましょう。
目指すは全世界に10億人以上もの信徒を抱えるカトリック教会の総本山・バチカンですよ!
最近、日本で「聖地巡礼」というと別の意味を持つ事が多いですが、
これは正真正銘、清く正しい聖地巡礼です。
なんかもう、いきなりクライマックスって感じ?
仏教徒である僕がこんな所に行って良いのかしら?と少し気後れしてしまうんですが、 元々そんな熱心な信者というわけでもない(どちらかというと巫女さんがいる神道の方が好きだ)から、 きっと神様は大目に見てくれることでしょう。 それに、日本人らしく毎年クリスマスにお祝いしてるからな!一人で。
まずはテルミニ駅から地下鉄ホームに降りていきます。
こっちには ちゃんと自動改札口があるんですねぇ。
ただし、日本のようにウッカリするとそのまま通り抜けられてしまうようなヤワな作りではなく、
アクリルのドアが開閉して一人一人がっちりガードするゴツい奴です。
ゲート横にあるスロットにチケットを入れると、このドアが開くという仕掛けですね。
どうやらローマではまだ非接触ICカードは普及していないみたいです。
買ったばかりのローマパスをスロットに入れると、うぃ~んとドアが開きました。
おお~、結構感動 :-)
しかし問題はここからで、日本のようにゲートを通ってから出口でカードを受け取ろうとしたら、
出口にスロットが無いんですよね。見ると、僕が入ってきた入り口のスロットにカードが出てました。
どうやら入れたカードは認証後に同じスロットから戻ってくるみたいです。
僕の後から入ったK君にカードを取ってもらったので何事も無く済んだんですが、
一人で来てたら軽くパニックになっていたなぁ。道連れがいて良かった……。
その後、薄暗いホームに降り立つと車両全体にビッシリと落書きされた電車が入ってきましたよ。
うっわあ。凄ぇ。映画に出てくるニューヨークの地下鉄みたいだ...。
というわけでビビリ病が復活し、電車の中では必死にカバンを手で押さえていましたよ。
さっき俺はイタリア人を信じるぜって言ったばかりなんだがなぁ ( 'ω`)
地下鉄A線で6駅。ようやくバチカンの最寄り駅である OTTAVIANO-S.PIETRO に到着しましたよ。
そして駅から出て南に歩くこと数分、僕らの目の前にバチカンの城壁が姿を現しました!
この壁の向こうが世界最小の主権国家・バチカンなんですねぇ。パスポートとか要るかな? :-)
壁には「バチカン美術館は右」という標識が掲げられていますが、
まずはサン・ピエトロ広場を見たいのでそのまま直進します。
バチカン美術館は11:00からの予約なので、まだ少し早いんですよね。
しばらく歩くと、アーチ状の門と その向こうに何本もの柱が見えてきました。これ、ひょっとして……
ということは、あのアーチが国境だったんですかねぇ。
いやあ……見事なまでにノーチェックだな。
こりゃ、シェンゲン協定とか関係なく自由に出入りできると思うぞ。
なんだか岩手の吉里吉里国とか奈良のツチノコ共和国とかの方がまだちゃんと出入りを管理しているような気が...。
しかし、目の前に広がる圧倒的な光景の前にそんな事はスッカリどうでも良くなって、
夢中になって写真を撮り巻くっていました。凄ぇ、凄ぇよ。こらマジで凄ぇ。
来て良かった~~~♪
なんか最後の写真に変な人達が映っていますが、あれは僕らじゃないからねっ!
巡礼のブログを拝見しました。
兄弟姉妹の皆様、
秋田の聖母マリアの奇跡の巡礼地を知っていますか?
1973年から1982年まで、秋田県秋田市郊外の小さな修道院で、聖母マリアの不思議な出来事がありました。
当時は、世界的に大騒ぎになり、奇跡に立ち会ったカトリック神父が出来事を記録した著作は、4ヶ国語に翻訳され、現在も世界で読まれています。
世界のカトリック教徒の間では「Our Lady of Akita」の名前で知られています。
世界11億人のカトリック教徒の間では、よく知られた出来事なのです。
ぜひ、ホームページをご覧下さい。
http://www.newlifejm.net/japan_top.html
by フランシスコ (2010-02-15 15:38)